アンティークフェアは面白い
2015年 06月 28日
先週の日曜日、京都大アンティークフェアに行って来ました。
竹田駅から専用バスが無料で出ていて、パルスプラザまで送迎してくれました。
300店舗近いアンティークショップが出展。
和物、洋物、何でもあり。
骨董市に行くのは初めてでしたが、やっぱり面白い。
興味をそそられたのは、二つ。
ひとつは、ボタニカルアート。
ボタニカルアートは、写真のない時代、植物の絵を銅版で刷って、一枚一枚彩色してつくられた、植物図鑑。
それを店主はご自分で額装されてました。
ホテルのロビーや廊下、お部屋などでも見かけたことがある絵ですが、一枚一枚手をかけて描かれたものだけにやはり心惹かれてしまいます。
人気のル・ドゥーテのバラ。←買っていません。というか買えません。
もう一つは、ノーマン・ロックウエルのイラストをもとに日本の瀬戸で作られた、陶器の人形。
ノーマン・ロックウエルは、アメリカで人気のイラストレーター。
アメリカのごく平凡な市民の生活を通して、’理想のアメリカ’を描き続けた人。
世界で十数人しか与えられていない功労賞(シルバー・バッファロー章)も受賞されています。
これはイラスト集。
それらをもとに、アメリカの会社が日本の瀬戸の窯元に、焼き物でフィギュアづくりを依頼、逆輸入の形でアメリカで販売されたのが、1960年代から1970年代ごろ。
日本で売られることがなかったそうです。
一つ一つの作品には、ユーモアや哀愁、ノスタルジーなど、平凡な人々の生活の中に作者の”ひと”への愛情が感じられます。
そうしたイラストをもとに、丹念に作り上げた日本の瀬戸の職人さんの技量と誠実さにもとても心惹かれました。
で、私が一つ購入したのはこちらのイラストを瀬戸焼でクリスマスツリーのオーナメント用に作られた小ぶりも小ぶりのフィギュアです。
おじいさんがに孫にプレゼントの子犬を用意しているのですが、孫は必死に逆のポケットをまさぐっています。何ともユーモラスです。
アンティークフェアもほぼ一日満喫してきましたが、最後に出会ったこちらの器。
アメリカのイラストっぽく感じたので、あちゃらものかと思いきや、東洋陶器製、すなわち今のTOTO製でした。
この件については、次の項で、ぜひ。
カフェ、ギャラリー、文化講座、ショップのお店
Art&Culture iSalon
大和高田市高砂町4-7中川ビル
営業時間:午前11時~午後6時
定休日:月、火曜日
TEL:0745-24-5158
by isalon-k | 2015-06-28 15:18